気候アカデミー×コーヒー
コーヒー農家が干ばつに強い作物の栽培法や土壌管理、バイオエネルギー活用などを学び、気候変動へのレジリエンスを高める


気候変動は世界中の農家に深刻な影響を及ぼしています。特にコーヒーの生産において、気温の上昇や降雨パターンの変化、干ばつ、害虫や病気の拡大によって収穫量が不安定化し、農家の収入や暮らしを直撃しています。2050年までに現在のコーヒー生産地の最大半分が採算の取れない土地になると予測されています。
こうした課題に対し、フェアトレードは気候アカデミー(Climate Academy)を設立しました。ケニアでは8,500人以上のコーヒー農家が干ばつに強い作物の栽培法や土壌管理、バイオエネルギー活用などを学び、気候変動への回復力を高めています。研修を受けた農家が地域で知識を共有することで、持続可能な農業の拡大に貢献しています。
このプログラムはYouTubeなどの教材を通じて5言語で公開され、フェアトレード認証以外の農家にも届けられています。持続可能な農業には、まず生産者に必要なツールと知識を届けることが第一歩です。気候危機に立ち向かうフェアトレードの取り組みが、未来のコーヒーを守ることに繋がります。
Photo: ©Fairtrade Max Havelaar
※動画は英語音声です。Youtubeの字幕翻訳機能をご活用ください。